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オランダニュース

26日の朝2時にオランダを始めとした西ヨーロッパの殆どの国で夏時間に切り替わる。これまでの朝7時が朝8時となるため、7時に起きている人は冬時間の6時に起きることとなる。つまり夏時間への切り替わりから体が慣れるまでの暫くの間、睡眠時間が1時間減る。夏時間導入は、経済的な理由が背景にある。夏時間は明るい時間を有効に使えるので照明の節約になったり、経済の活性化、あるいは余暇の充実といったもので、欧米では夏時間採用がごく当たり前のことと考えられてきた。

しかしながら、夏時間採用に疑問を呈す人も少なくない。睡眠不足による健康上の問題を無視してまで導入するほどの利点があるのだろうか。さらに、日中時間が長いので(電灯をつける時間が減り)エネルギー節約となる点については、夏時間にすることで朝が早くなるだけで、日中長さは変わっていないというもっともな指摘もある。
これに対し、夏時間導入支持派は、健康上の被害はナンセンスで、数日で人間の体は慣れると指摘している。

いずれにせよ、日曜日から夏時間は始まり、10月の最後の日曜日まで続く。
2017-03-25
オランダ経済の好調と厳しい緊縮財政で、2016年の財政は2008年以来初めて黒字へと転換した。黒字は29億ユーロでGDPの0.4%であると中央統計局(CBS)は24日発表した。2015年は2.1%の赤字。政府債務残高GDP比率は2015年より減り始め2016年にはGDPの62.3%のレベルまで落ちた。これは欧州の中でも低い部類にはいる。ちなみに日本は232%、米国は111%、ドイツは75%である。

2008年には黒字を計上していたのが、2009年には金融危機で5.4%への赤字転落。赤字総額は335億ユーロへ達した。これが2016年には29億ユーロの黒字となった。CBSによれば2016年の政府歳入は3070億ユーロと2015年比で140億ユーロ増加している。税収と社会保障分担費用の増加がこの歳入増加に加担、天然ガス収入の30億ユーロのマイナスを補った。

世帯の実質可処分所得は2016年に1.4%増加している。とくに賃金上昇が所得のアップに貢献している。賃金上昇に加え失業者数の減少による労働人口の増加も要因である。住宅ローン残高はた第4四半期に若干下落したものの2016年全体では上昇している。
2017-03-24
世界最大のチューリップの公園「キューケンホフ」は本日3月23日から一般公開される。今年のテーマは「オランダのデザイン100年」。モンドリアンやリートフェルトの昨品をイメージしたチューリップ畑も作られている。

典型的なモンドリアン色で埋め尽くした250平米のコーナーには、約8万個の球根が2層に植えられている。チューリップ、青いムスカリ、そしてクロッカスという組み合わせ。公園全体で約700万株のチューリップや他の花が植えられている。

2017-03-23 続きを読む ▶
米ダンキンドーナツは23日、オランダ1号店をアムステルダムのニューウェンダイクに開店する。オランダでの市場拡大を狙い、最終的には160店舗を開く計画だという。その中には学校、ガソリンスタンド、病院そしてデパートの中でのショップも含まれる。今年中にユトレヒトやロッテルダムなどで8−10店舗、さらに今後5年内に25店舗の開店を狙っている。

ダンキンドーナツは世界45カ国で12,200店舗を繰り広げるドーナツとコーヒーを販売する企業。アムステルダムにオープンする最初の店舗は、他国のインテリアとは少し...
2017-03-23 続きを読む ▶
2002年にアムステルダムのゴッホ美術館から盗まれたゴッホの絵画2点が21日美術館に戻され、22日から一般公開される。美術館に戻ってきた昨品は、スヘフェーニンゲンの海の眺め」(1882年)と「ヌエネンの教会から出る人々」(1884~85年)。額縁が外されており、一部に損傷がみられるものの、保存状態は概ね良好という。長い間行方がわからなかったが、昨年の9月にイタリアのナポリでマフィアの組織リーダーの自宅で発見された。

ゴッホ美術館に侵入し絵を盗んだ犯人2人は逮捕され服役したが、そのときに絵はすでに...
2017-03-22 続きを読む ▶
食前あるいは食後のチーズには(干し)ブドウや洋梨などが合うが、最近ではチョコレートといっしょに食べるのも流行らしい。チーズの専門家ベティ・コスターさんによれば、「チーズとチョコレートのコンビネーションは、味のみならず舌触りでも最高。」だという。例えばトリュフ入りのブリチーズには80%カカオ含有のチョコレートとの組み合わせ。ブルーチーズにはクルミ入りのブラウニーがぴったりだとか。

チーズとチョコレートの組み合わせはまだ一般的ではないが、いちじくのコンフィなどのフルーツとの組み合わせは人気だ。さらにナシやリンゴのストロープ(黒蜜状)もいいと...
2017-03-21 続きを読む ▶
3月20日は国連が定めた「国際幸福デー」。人類の持続可能な発展、貧困撲滅、幸福の追求のためには、より公平でバランスの取れた成長が必要だと、国民総幸福量(GNH)を国民総生産(GNP)よりも重要とするブータンの提唱により実現された。

オランダの中央統計局(CBS)が20日に発表した統計によれば、オランダ人の成人88%が幸せ(10段階で7以上)だと感じている。この統計は2013年から毎年集計されているが、ほぼ数字は安定している。
幸福度に最も影響を与えている要因は健康である。健康状態が高ければ高いほど幸福度も...
2017-03-20 続きを読む ▶
花粉症に悩む人にはやっかいな春がやってきた。とくに気温が上昇するについれて、大気中の花粉の量が増え、症状が悪化する人が多い。オランダの生物学者マウリス・マルテンス氏は花粉症患者へ「もし太陽の光を浴びたければオランダの海岸へ行くのがいい。」とアドバイスをしている。「海岸には海からの風が吹いていて、この空気には花粉の量が少ない。」というのがその理由だ。また山岳地帯に行くのもいいようだ。といってもオランダの300メートル級の丘ではなく、植物があまり生息できない高山。さらに、セイヨウトネリコの花粉に弱い人は、地中海付近への旅行は勧めないとマルテンス氏。地中海地方に多く生息するオリーブの木から飛んでくる花粉は、セイヨウトネリコの花粉に限りなく...
2017-03-18 続きを読む ▶
全国紙フォルクスクラントによれば、オランダ郵便(PostNL)が、日本にあるような空港までスーツケースを届けるサービスを開始した。料金は17.5ユーロから。追加料金で荷物のチェックインまでやってくれる。

チェックインは出発前に自宅やオフィスでインターネット経由で行うのが当たり前になっている。問題は荷物。こればかりは自分で空港まで運ばねばならなかった。今回オランダ郵便が始めたのは、荷物の運搬とチェックインサービス。今のところオランダ西部(アムステルダム、ハーグ、ユトレヒト、ロッテルダム付近)のみでサービスを行っており、ス...
2017-03-16 続きを読む ▶
15日に行われたオランダの総選挙の開票の結果、当初最大議席を獲得すると予想されていた極右の自由党(PVV)は、20議席にとどまり、オランダ国民のポピュリズムへの否定が体現される結果となった。
また今回の投票率は80年代以降最も高い78%と、国民の政治への関心の高さが示された。以下は16日朝、開票98%時点での議席獲得数である。(全議席150)

自由民主党(VVD)中道右派 33
自由党(PVV) 極右 20
2017-03-16 続きを読む ▶
オランダの農家は無料で政府が提供する衛星情報を利用できる。経済省は農業に必要な衛星からの情報を140万ユーロで購入し、農家に無料で配布する計画。

農家は、衛星からの情報を利用し、必要な肥料、水、農薬の量などを的確につかむことができる。例えば、水を撒く噴霧器にデータを送り込むことで自動的に必要な部分に必要なだけの水を供給できる。この情報は一平米ごとという非常に詳細な情報である。データには湿度、土壌の質、作物の窒素やデンプン含有量など農業に必要な情報が含まれている。このデータ配布はオランダの「精密農業計画」の一環。耕作地全体ではなく、1平米ごと...
2017-03-15 続きを読む ▶
オランダで演説を予定していたトルコのチャブシオール外相が入国を拒否された問題をめぐり、両国の関係が悪化の一途をたどっている。トルコ政府は13日、オランダとの間で「高官レベルの関係」を停止する方針を示した。さらにオランダへ経済制裁を加えると発表している。チャブシオール氏の訪問が拒否されたことに対し、エルドアン・トルコ大統領はオランダ政府をナチスに例えるなどして強く反発。オランダのルッテ首相はこの発言を非難して謝罪を求めた。

オランダの決定にはドイツやフランスを始めとした多くのEU諸国が賛同を示している。...
2017-03-14 続きを読む ▶
今週15日(水)に控えているオランダ総選挙で、極右ウィルダースの率いる自由党(PVV)が最多数の議席を得る可能性が濃厚になっている。(議席が過半数に達することはないため、PVV党が政権をとるという可能性はゼロであるものの、自由民主党党首(VVD)のルッテ首相は、自由党(PVV)が、最多数議席を獲得した場合の結果について警鐘を鳴らしている。ニュースサイトNu.nlのインタビューで「極右政党が最大の党になるようなことがあれば、オランダはポピュリズムのドミノ効果にはまってしまった国という国際的な評価を受けることになる。ドナルド・トランプが当選した米国選挙や、EU離脱を支持した英国国民投票と同様なポピュリズムの勝利というレッテルが貼られる。...
2017-03-13 続きを読む ▶
オランダ政府は11日、トルコのチャブシオール外相のオランダ入国を拒否すると発表した。チャブシオール外相は11日土曜日にロッテルダムで演説を行う予定だった。「オランダに住むトルコ人がロッテルダムで集会を行うことは、公共の秩序を乱しセキュリティの問題を伴う。」としオランダ政府は今回の外相訪問を拒否したもの。

この集会は、トルコの憲法改正に関する国民投票を巡りオランダ在住のトルコ人(オランダとトルコの二重国籍者で40−50万人オランダに住む)へ賛成への投票を呼びかけるもの。これまでオランダ政府とトルコ政府で交渉が続けられていたが、最終的にオランダ...
2017-03-11 続きを読む ▶
春の到来を告げるタゲリの卵の第一号がユトレヒト州のロンド・フェーネンで9日見つかった。正式な検査の結果この卵が今年に生まれた本物の卵であることも証明された。タゲリの卵の発見は野鳥の産卵時期が開始を知らせるものとして、オランダでは重要視されている。

タゲリは日本からユーラシア大陸を通りイギリスまで生息する野鳥だが、オランダでは昔からこの鳥と関わりが深く毎年この時期の卵探しが伝統となっている。ただ1979年に欧州委員会が希少な鳥を守るという名目でこの伝統が禁じられた。しかし長い論争のあと...
2017-03-10 続きを読む ▶
オランダの刑務所で監視の目をくぐり携帯電話などを外部から入手している収監者が増えている。オランダ南部のシッタートにある刑務所で14台の携帯電話が見つかり、現在ルートなどを調査中であると、安全司法省が発表した。携帯電話が見つかったのは2月8日。模倣囚人が外部から入手したと見られており、この電話で外部との通話が簡単に行われていた。

テレグラーフ紙が調査したところによれば、刑務所内に携帯電話だけでなく、ドラッグなども入手しているという。携帯電話はネット機能がついたスマートフォーンも含まれてお...
2017-03-09 続きを読む ▶
3月8日は女性の権利を考える国際女性デー。世界では女性の人権が認められない国もあるなか、オランダではすでに女性の黄金時代が始まっていると、中央統計局(CBS)はコメントしている。女性の学歴は上がる一方だし、経済的にも自立。寿命も男性より長いし、子供の数を自分で選べるなどの人生の選択肢も多い。

以下は平均的な47歳のオランダ人女性のプロフィール。(オランダで1970年に生まれた47歳女性の数が最も多い) 髪と目の色は茶色。身長は167センチ、体重は71キロとやや太り目。1993年から続けている仕事は販売員。高卒で給与は夫より7%低...
2017-03-08 続きを読む ▶
オランダを訪れる人が必ず立ち寄る「アンネ・フランクの家」が新しくなる。フランク一家が第二次世界大戦中にオランダを占領したナチスから隠れるために住んだ家は、現在一般に公開されているが、展示内容の刷新とミュージアムの増築が行われる。

展示では、このユダヤ人の少女が隠れ家で経験したことを訪問者がこれまで以上に理解を深められるように、歴史的な背景を広く深く説明する。アンネ・フランク財団のレオポルド氏は「特に若い訪問者が、第2次世界大戦という歴史を理解してほしい。」と説明する。
2017-03-07 続きを読む ▶
3月15日に行わられる総選挙前の党首による第一回討論会が、アムステルダムのカレ劇場で5日夜行われた。討論の焦点となったのは、移民、年金、医療費である。最も注目を集めている極右の自由党(PVV)のウィルダース氏は招待を断り参加しなかった。

ルッテ首相(VVD党)は、オランダ文化と医療介護問題で野党と衝突する場面が見られた。同じく中道右派のキリスト教民主党(CDA)も、緑の党、社会党、そして労働党との間で、移民に関するオランダのアイデンティティという問題そして医療費について激しい討論が繰り広げられた。左派の党は、医療費の自己負担金を撤廃させると主張したが、...
2017-03-06 続きを読む ▶
本日、ハイネケンビールは初のノンアルコールビール「ハイネケン0.0」を発表する。この開発にはなんと2年も費やしている。通常ノンアルコールビールは甘すぎたり渋みがなかったりと、本物のビールとは異なり、人気がなかった。この「ハイネケン0.0」は、研究を重ね本物のビールに近い味を醸造するのに成功したという。

ノンアルコールビールの開発は、将来的な市場の伸びを見通したもの。オランダではアルコールを摂取できる年齢が16歳から18歳に引き上げられたのと、酒帯び運転の取締まりが厳しくなったため、ノンアルコールビールの需要が拡大している。2010年から消...
2017-03-03 続きを読む ▶
欧州のポピュリズムの行方を問う3月15日に行われるオランダの総選挙。反移民、反イスラム、反EUを掲げる自由党(PVV)の支持率が世界の注目の的となっている。一時、150議席のうち38議席を獲得し第一党となるという世論調査の結果も出たが、最新の数字は22議席と下がっている。しかしながら、米国の大統領選挙や英国のEU離脱国民投票と同じく、蓋を開けてみるとポピュリズムの勢いが優勢だったという事実もあるので予想は難しい。

3月2日に発表された英国の経済紙フィナンシャル・タイムズ(FT)の調査分析によれ...
2017-03-02 続きを読む ▶
オランダ人の子供たちは世界で一番幸せという調査結果はすでに知られているが、企業で働く従業員の満足度も欧州でトップだということがADPの調査で判明した。ADPが欧州全土で1万人の従業員に対して行った調査(このうちオランダ人は1300人)によれば、4分の3のオランダの企業で働く人たちは仕事や環境に満足していると答えている。

この満足度の高さは、在宅勤務の長さや、ワーク・ライフ・バランス(仕事と家庭)そして同僚との関係の良さなどが寄与している。またオランダ人は勤務中のストレスもあまり...
2017-03-01 続きを読む ▶
オランダ・英国を本拠とする多国籍石油企業シェルは、1986年にCO2排気による気候変動を警告する報告書を作成していたことが判明した。コレスポンデント紙が内部書類などをもとに調査し、27日これを発表した。

内部報告書の中で、石油などの化石燃料使用が地球温暖化の元凶となることに触れている。しかしながら、この報告書は無視され、同社は化石燃料の採掘と精製を続けてきた。1986年のシェル・レポートでは、このまま温暖化が進むと地球に人類は住めなくなると警鐘を鳴らしている。さらに大洪水、異常気象、移民急増などの「人類史始まって以来の...
2017-02-28 続きを読む ▶
農業製品輸出高では世界2位(関連記事)という農業大国オランダの農家(農業を営む企業)の数が1950年から2016年の間に激減している。この期間に7社のうち6社が姿を消している。ただしこの統計(CBS、以下のリンク)は農業の衰退を示すのではなく、一農家あたりの耕地が5.7ヘクタールから32.4ヘクタールへと、大規模農業経営に推移したことを表している。

農家が所有する家畜数も同様に増加している。1950年には一農家平均で7頭の豚を飼育していたが、2016年には1600頭。牛も同様で13頭から160頭へと増えてい...
2017-02-27 続きを読む ▶
オランダで居住を開始する人は、市民化(inburgering)の一環として、社会参加義務を負うことが下院で決定した。アッシャー副首相(国務大臣)が起草したもので、オランダへの移住者は市民化の試験でオランダの価値基準を学ぶとともに、この義務を負うことになる。上院でこの法案が通れば今年の7月1日から実施される。この法案は主として難民を対象にしているが、結婚などでオランダに住む人にも適用される。

移住希望者は市民化試験を受けると同時に、オランダに住む上で必要な義務、オランダ社会での基本的な価値観を遵守するという声明に署名する。これによって、オランダ社会に...
2017-02-24 続きを読む ▶