Portfolio News

オランダニュース

2016年は近代史上最も暑い年だった。そして企業トップに対する破格の報酬が問題になった年でもある。環境問題そして労使問題について多くの問題が提示され、企業がいかに持続可能(Sustainable)な経営を行っているかが評価の基準のひとつとなってきた。先週ダボスで行われた世界経済フォーラムで、クリーンな資本主義を掲げる「コーポレート・ナイツ」が「世界の最も持続可能な企業100」を発表した。このリストのトップ10社にオランダ企業が3社ランクインしている。金融のINGグループ(5位)、フィリップス(7位)、そして化学のDSM(9位)が、環境と従業員に優しい会社だという。評価は、環境への配慮だけでなく、トップと従業員の給与の差がどれだけ少ないかなどが基準となっている。

しかし環境保護団体のグリーンピースは、フィリップスやDSMは自然環境への配慮に努力していることを認めているが、金融のINGグループは持続可能な企業とはいえないと批判している。いまだに、化石燃料へ投資を行っているし、ロシアの石油会社グンボルに貸付を行っている。たしかにINGグループの建築は環境に優しいが、企業そのものがクリーンな経営を行っているかは疑問だという。

このランキングで世界の最も持続可能な企業のトップはドイツのジーメンス。これにノルウェーの保険会社ストアブランド、米国のシスコ、デンマークのダンスク銀行が続く。日本企業は67位に武田製薬が登場している。

2017-01-19
オランダのユトレヒトに欧州で最も長いトラムが導入される。全長75メートルのトラムには約500人が乗車できる。ユトレヒト州は18日スペインのトラム製造会社に22車両を注文、正式に契約書に調印した。
新しいトラムはユトレヒト市、ニユーウェヘイン市そしてアイセルスタイン市をつなぐ。2020年から導入予定のこの長いトラム1台は7車両からなる。ラッシュアワーなどの混雑時には2台を連結し、全長75メートルとなる。

ユトレヒト州はこの長いトラムとは別途に、ユトレヒト市の中心街とアウトホフにある大学キャンパスを結ぶトラムを新しく27車両発注している。この新しいトラムは来年には運行予定。交通網を充実させることで、2030年までに公共交通利用者を25%増やすのが目的である。

2017-01-19
冬にオランダで販売されているホウレンソウ、ズッキーニそしてナスなどは南スペインと南イタリア産がほとんど。ところが南スペインを襲った豪雨やイタリアでの降雪でホウレンソウは壊滅状態である。このためオランダのスーパーでは、ホウレンソウ不足に陥っている。さらに売っていても価格は25%上昇。今後4−5週間は品不足が続くと、オランダ大手スーパー「アルバート・ハイン」の担当者は語っている。競合のスーパー「ユンボ」はイタリアの専用栽培者と契約を結んでいるので今のところ問題はないらしい。

ここ数年オランダにおけるホウレンソウの需要が高まっている。以前は茹でて調理するの...
2017-01-18 続きを読む ▶
17日早朝アムステルダムで広範囲にわたり停電が起きた。このため列車用の信号や分岐器が使用不能となり運行不能となくなった。オランダ鉄道NSは修復にどれだけの時間を要すか不明だとしている。列車不通のため、電車通勤車が車を利用しているため、付近の高速道路も大渋滞となっている。(午前7時現在)

さらに高速道路ではアムステルダム周辺の電光掲示板も作動していない。通常道路でも照明は消えている。またアムステルダムの市内交通であるメトロ51,53,54番も運行不能となっている。唯一50番がハイン(Gein)とアムステルダム南(WTC)間を...
2017-01-17 続きを読む ▶
オランダでは3月に総選挙が行われる。極右ポピュリストであるウィルダース氏の台頭は、米トランプ氏の当選以来世界でも注目を浴びている。現在の世論調査では150議席のうち、ウィルダースの率いる極右自由党(PPV)がトップの34議席、続いてルッテ首相の所属する自由民主党(VVD)党が24議席、キリスト教民主党15議席、D66党14議席、緑の党14議席という結果が出ている。政権を取るには議席を過半数取得せねばならないため、複数の党が連立するしかない。しかし最大の議席数を占める極右PPV党とともに連立政権を発足したいという党は皆無。さらにこれまで連立の可能性を明言していなかった自由民主党(VVD党)のルッテ首相も、昨夜日曜日「連立政権で極右の自...
2017-01-16 続きを読む ▶
気象情報サービスWeerplazaによれば来週は気温が下がり、木曜日ぐらい(19日)牧草地にある水路や小さな運河などでスケートができるかもしれないと、オランダ人を喜ばせている。ここ数年地球温暖化で運河や湖が凍ることはほとんどなかった。同サービスによれば、零下の気温が続けば木曜日か金曜日には氷の厚さは6−8cmぐらいまでになる。ただ、この厚さではスケートにはまだちょっと危険。オランダ東部や東北部では10cm以上になるのでスケートはできそう。

月曜日(16日)が冬へ突入するかどうかの分かれ目だ。予想では最低気温は零下になっ...
2017-01-14 続きを読む ▶
オランダでは、法律でタバコのパッケージにグロテスクな画像を印刷を義務付けるなど、消費者の喫煙を妨げようという禁煙対策は行われている。しかしタバコ業界はこの動きを無視しいまだに販売に力を入れている。昨年9月、若者に喫煙をさせない基金(Stichting Rookpreventie Jeugd)、そして喫煙で病気になった人が共同で、タバコ業界に対し刑事訴訟を起こした。訴訟はタバコ企業4社に対するもので、タバコの中に喫煙をやめられなくなる中毒性物質を混入しているのがその訴状。今回オランダ医師会はこの訴訟に対し10万ユーロ援助することを決定した。

2017-01-12 続きを読む ▶
アムステルダム市議会は、市の中心部と北部を結ぶ歩行者と自転車用の橋を建設する計画を発表した。全長200メートル、高さ10メートルの橋がアイ湾(Het IJ)に完成するのは2020年ごろになりそう。
この計画の実施には約1億ユーロ(120億円)かかるが、まずは市議の諮問機関で合意を得なければならない。1億ユーロの融資はまだ確定していない。現在、アムステルダムの中心と北部を結ぶのは無料の歩行者、自転車用フェリー。車両は海底トンネルを通る。旅行者や住民の増加でこのフェリーはいつも満員。市はフェリーの本数を増やしているが、需要に追いつかない。これを解決するために、ヤファ(Java)島と北部を結ぶ橋を...
2017-01-11 続きを読む ▶
オランダには虐待を受けた男性のためのシェルターがいくつかあるが、どこも満杯状態。このために今月から2ヶ所で新しいシェルターがオープンする。男性用のシェルターを運営するヘンドリクス氏によれば、暴力から逃れるための場所の需要は高いという。昔は虐待を受けている男性が助けを求めるというのはタブー視されていたが、最近では勇気を持ちシェルターに行く人が多い。もちろん、この数は(男性から)虐待を受けシェルターに飛び込む女性の数と比較すればはるかに少ないが、数は増えている。

虐待される男性は身の安全が脅かされるだけでなく自尊心も失うため、なかなか自分から...
2017-01-09 続きを読む ▶
電気で走る列車は排気ガスが少ないので環境にやさしい。オランダ鉄道(NS)のすべての列車は今年1月1日から、100%が電気列車となり、その電気の供給源も風力発電などの再生可能エネルギーにすることに成功した。

オランダ鉄道(NS)は2015年から電力会社エネコ(Eneco)と共同で列車からの排気ガスを大幅に減らす計画を実施、2018年の完了を目指した。2016年には75%が完成、そして計画より1年早い今年1月1日にはすでに100%の列車が再生可能エネルギーを使った電気で走るようになった。
2017-01-08 続きを読む ▶
オランダでは病気になった場合にはまずホームドクターに行くのが決まりで、直接病院に行かない。ただし急を要する怪我や病気の際には病院の救急部門(SEH)に出向く。しかし実際にはこのSEHに行く必要もない場合も多いのが現状らしい。ハーグ市ではSMASHと呼ばれるホームドクターの病院サービスを試験的に行った結果、病院の救急部門に行く患者の数が半分から3分の2も減った。

ハーグにある複数の病院で、ホームドクターを24時間常駐させるという部門SMASHを置いた。SMASHは2013年から病院と保険会社が共同で開始したサービスで、医...
2017-01-06 続きを読む ▶
金曜日と土曜日は本格的な冬の天候が予想されている。気温は下がり雪やあられの降る可能性もある。道路の凍結注意報も出ている。オランダ気象協会(KNMI)は、オランダ西部では金曜日の夜から雨まじりの雪が降ると予報、この寒気は東へと移動する。降雪はそれほど激しくはないが、雹(ひょう)に変わる可能性もある。土曜日の午前中からはオランダンの南部や東南部でも雪やみぞれが予想されている。西部では雨になりそう。
金曜日は一日中オランダ全土で零下。

この雪模様は土曜日までで日曜日からは気温は上がり、日中は6度前後になると予想され...
2017-01-06 続きを読む ▶
2016年、オランダでは物価はほぼ変わらないにもかかわらず給与は大幅に上昇した。この購買力向上の傾向は2017年も続くのだろうか。

中央統計局(CBS)によれば、2016年の給与は平均1.9%上昇。2009年以来最も大きい上げ幅である。これに対しインフレ率は0.3%と史上最低の水準。消費者向け製品は2015年に比較し0.2%下がっている。この他価格が下落したのは、電気料金、国外への航空代金や銀行手数料、そして光熱費など。唯一上昇したのはサービス業。0.9%上昇している。
2017-01-05 続きを読む ▶
航空会社の安全性を調査するJACDEC(Jet Airliner Crash Data Evaluation Centre) によれば、KLMは世界5位で、欧州の航空会社では最も安全度ランキングが高い。KLMよりも安全度が高い航空会社は、キャセイパシフィック(1位)、ニュージーランド航空(2位)、海南航空(3位)そしてカタール航空(4位)となっている。このランキングは過去30年間の事故件数と死亡者数などから割り出されたもの。日本航空と全日空も10位、11位と安全性は高い。欧州の航空会社では12位にルフトハンザ航空がランクインしている。

2017-01-04 続きを読む ▶
2017年からオランダの税制、年金、法律が変わる。年金受給者以外の消費者にとっては好ましい改定が多い。

健康保険では、基本保険内で保障する範囲が広まる。これまで追加保険料を支払わねばカバーできなかった治療の多くが基本保険に含まれるようになる。たとえば乳がんの手術での乳房再生手術も追加保険なしでカバーされる。あるいは下肢の痛みを生じる間欠跛行の治療もこれまでは21回の物理療法が基本の保険で受けられたが、これが37回にまで拡張される。
2017-01-03 続きを読む ▶
2016年の経済を牽引したと言っても過言ではない不動産市場だが、2017年はこのまま上昇が続くのだろうか。オランダ不動産組合(NVM)の会長によれば、さらに上昇する地域、すでに頭打ちになりそうな地区そして停滞する地域と明暗が分かれるという。ハーレム、デルフト、ユトレヒト、フローニンゲン、ライデン、ハーグ、ロッテルダムはオーバーヒート気味だが、まだ上昇の余裕はありそう。アムステルダムはその最たるもので、ほぼ供給がなくなりつつある。これに対し、フローニンゲン北東部や東リンブルグではほとんど取引がない。フリースランド、ドレンテ、ヘルダーランド、北ブラバンド州は停滞気味。最近は、職住接近を好む人が増えたため都市部の住宅需要はさらに上昇すると...
2017-01-02 続きを読む ▶
2016年は歴史上、黒く塗られたページとして残る年だった。振り返ってみると、1年間でこれだけのことが起きたのかと驚くほどニュースに溢れている。イギリスの欧州離脱(Brexit)、ウクライナのEU加盟に関するオランダの国民投票、米国の大統領選挙、ブリュッセル、ニース、イスタンブール、アンカラ、ミュンヘン、ベルリンでのテロ。世界各地で、人々は暴力と戦争に翻弄され、政治そして国民の分断化が進んだ。オランダも決して例外ではない。
欧州における両極化は、英国のEU離脱を支持した国民投票が象徴的であり、今後の欧州の行方を左右するものと言える。イギリスのEU離脱に続いて、リベラルな人々に衝撃を...
2016-12-28 続きを読む ▶
12月は油で揚げたレーズン入りの丸いパン「オリーボル(Oliebol)」のシーズン。パン屋さんや屋台で大量に買い込んでいる人を見かける。オランダの冬の風物詩とも言えるこのオリーボルのコンテストが今年も全国紙ADによって行われた。今年の優勝者は昨年同様スパイケニッセ(ロッテルダム近郊)のパン屋さん「フォスカンプ(Voskamp)」となった。フォスカンプは2015年そして2010年にも一位となっている。AD紙の審査員によれば、「外側はカリカリで中はフワフワ」で最高に美味しいという。

2016-12-27 続きを読む ▶
オランダのスーパーマーケットはクリスマスやボクシングデー(クリスマスの翌日、第2クリスマスデー)に開店するところが増加している。25日のクリスマス当日は全土で約700店舗が営業した。そして26日のボクシングデーには2800軒が開店する。

オランダで祝祭日に開店する店は年々増えている。大都市では日曜日や祝祭日にはほとんどの店が開店するようになってきたが、さすがにクリスマスは営業する店は少なかった。しかし今年は17%のスーパーが営業と昨年より6%も増えている。そして26日はなんと70%のスーパーが開店、昨年の53%を大幅に上回る。
2016-12-26 続きを読む ▶
オランダのNPO団体3FMが行っている「シリアス・リクエスト」に、6歳の不治の病を患うタイン君が参加、マニュキアを塗るというキャンペーンで70万ユーロの寄付金を集めた。タイン君は水曜日父親といっしょにブレダ市に置かれた「ガラスの家」でのキャンペーンを申し出た。タイン君は脳のガンに罹っており治癒の見込みがない。このガンにかかる子どもは毎年15人から20人程度という非常に稀で治療が難しい病気だそうだ。

少年が始めたキャンペーンはソーシャルメディアを通じオランダ全土に広まった。マニュ...
2016-12-23 続きを読む ▶
もうすぐクリスマスだが、実際に教会のミサに行くオランダ人はそれほど多くないようだ。中央統計局の調査によれば、信仰があると答えた人が50% 無宗教だと答えた人が50% 教会、イスラム寺院などに定期的に礼拝に行くというオランダ人は6人に一人。しかしこの数字は減少傾向で、信仰があると答えた人は2010年より5%も減っている。ただ、キリスト教のカルヴァン主義者(改革派)は非常に信仰心が強く、礼拝をかかさない人が多いようだ。

宗教別で見るとオランダ人の25%がカトリック主義者、そして16%がプロテスタント...
2016-12-23 続きを読む ▶
オランダ在住の日本人のみなさまに、アムステルフェーンのイタリアン「Dolce Verona」からクリスマスと新年のご挨拶をお送りいたします。

クリスマス・ディナーやホリデーのお食事にはぜひご家族やお友達とオランダで一番おいしいピザやお料理をぜひお試しください。メニューは以下の「メニュー」をご参照ください。

Dolce Verona
2016-12-22 続きを読む ▶
RSウィルスによる感染症がオランダの子どもの間で蔓延しており、病院は満室状態になっている。このため大学病院では患者を国外の病院に運ぶなど、緊急対処を行っている。特にアムステルダムがある北ホランド州での患者が多く、集中治療室(IC)は空きがない。このため、国内ではエンスヘーデなど離れた地域や国外へ患者を搬送している。この感染病はユトレヒト州や南ホランド州にも増えはじめており、入院が難しいだけでなく救急車も不足しがちだという。

RSウィルスに感染すると風邪の症状が出る。子どもがかかると重症になることが多々あ...
2016-12-22 続きを読む ▶
スキポール空港では、空港で乗客を乗せることを許可されているタクシー以外は客待ちができなくなる。さらに空港内での客引きも禁止される。アムステルダムの隣のハーレマーメア市の市長が空港と協力し市条例をつくると発表した。

最近、空港内で「オフィシャル・タクシー」というゼッケンをつけた者が客引きをしているのを見かけたことがある人もいるはずである。しかしオフィシャルと書いてあるものの、実際にそのようなタクシーは存在しない。客引きに連れて行かれ正式なタクシー乗り場ではない別の場所から乗車する「違法」タクシーは、料金が不法に高かったり、遠回りを...
2016-12-21 続きを読む ▶
今年最も話題となった極右政治家ウィルダース氏は「2016年の政治家」に選出された。テレビ番組「EenVandaag」が毎年4万人を対象に行ったアンケートで、約25%の人が移民排斥を唱える自由党(PVV)の党首ウィルダース氏を選んだ。ウィルダース氏は2010年、2013年、2015年にも「今年の政治家」に選ばれている。

ウィルダース氏が選ばれた背景には、移民・難民問題やEU問題に対する国民の不満がある。「多くの政治家が国会の中で討論を重ねているだけなのに対し、ウィルダース氏は行...
2016-12-20 続きを読む ▶