本日3月31日から夏時間

本日3月31日から夏時間となった。これまでの朝7時が朝8時へと1時間早くなる。つまり朝7時に起きなくては行けない人は冬時間の6時に起床するということになる。暦の上では春分の日が春の始まりだが、春を実感するのは夏時間の始まるこの日からだ。夏時間は10月27日まで続き、その次の日の28日から冬時間となる。夏時間は3月の最後の日曜日、冬時間は10月の最後の日曜日からと決まっている。

夏時間の採用可否は長い間論議が続けられてきており、欧州委員会は2018年に夏時間の廃止を提案している。しかしオランダのオロングレン国務大臣は今年2月、欧州委員会の提案はしばらく見送るという書簡を下院に提出している。現時点の欧州連合議長国であるポルトガルも、この夏時間議論はしばらく行わない計画であるとコメントした。前議長国であるドイツもこの話題を避けてきた。

もともと夏時間の導入は省エネ対策から始まっている。は1年のうち夏を中心とする時期に太陽が出ている時間帯を有効に利用する目的で、標準時を1時間進める制度である。夏時間は緯度が高く夏の日照時間が長い欧米諸国などで多く導入されている。しかし、スイスや欧州連合(EU)では、省エネルギーの効果が乏しく、健康に悪影響があるという理由で、市民の8割が廃止を望んでおり、EUでは廃止の検討が進んでいる。(ウィキペディア)