環境活動家のグレタさん、オランダで身柄拘束
環境保護アクティビスト団体である「エクスティンクション・リベリオン(XR)」が、土曜日に計画していた高速道路A12の閉鎖デモは未遂に終わった。高速道路の入口に近いハーグの南ホランスラーンで座り込みを行っていたグループにいた活動家グレタ・トゥーンベリさんも、警察により一時身柄拘束された。
XRによれば、活動家たちは高速道路A12にまで上ろうとしたが、交通妨害までには至らなかったという。警察は高速入口付近を閉鎖しようとする活動家を排除することから開始。この中にグレタさんも混じっていた。今回のXRなどによる活動家団体のデモの目的は「オランダ政府がエネルギー企業や航空会社など化石燃料に関連する産業に補助金を出すことに反対する」もの。活動家団体によれば、この助成金(税控除)により、政府は数10億ユーロの損失を計上している。
グレタさんはすぐに開放されたが、その後ハーグのコーニングカーデの横断歩道での座り込みに参加し、再度身柄を拘束されている。
XRが環境保護デモのための道路封鎖を行う計画は、この短期間で2回ほど失敗している。先週にはアムステルダムの高速道路A10の封鎖を計画したが失敗、25人が逮捕されている。