「消費者のマスクなどのパニック買いは不要。」オランダ国立衛生環境研究所。b

まだオランダではコロナウィルス感染者は出ていないが、近隣国での発生を見るとオランダで感染者が出るのも時間の問題である。感染を防ごうとオランダの消費者はマスクや消毒液などを先を争うように購入しており、価格も大幅に上昇している。これに対し国立衛生環境研究所(RIVM)では、不要な衛生用品は買う必要はないと発表している。

マスクはほとんどの店で売り切れている。卸売業も供給のため残業している。これまでマスクはほぼ輸出用だったが、このところ国内需要で手一杯だという。ハンドジェルという消毒用のジェルも飛ぶように売れている。RIVMはきちんと手を洗えば問題ないというが、心理的にハンドジェルを使いたいという人が多いようだ。RIVMのサイトでは、「手を定期的に洗う。くしゃみや咳は手ではなく腕で抑える。ハンカチではなく紙のティッシュペーパーを使用する。」という3点を推奨している。ただし高齢者や呼吸器患者などのリスクが高い人は、手洗いのあとに消毒したほうがいいという呼吸器科の医師は述べている。

クラウドファット(Kruidvat)やエトス(Etos)といったドラッグストアではハンドジェルが通常の5倍売れているという。ただパニック買いの必要はなく、クラウドファットによれば「これは想定内なので、製造を増やしているので在庫は問題ない。」という。

ただマスクに関しては、品不足と価格の上昇が見られる。日曜大工ショップで販売している粉塵用マスクはどこも売り切れ。オンラインショップでも品薄で、あったとしても高値で売られている。これに対してもRIVMは、「コロナウィルスの感染を防ぐために特別な品(マスク)を購入する必要はない。」という見識を変えていない。マスクは(自分が感染している場合)他人に感染させないという意味では必要だとRIVM。消費者の恐怖心理を利用して法外な値段でウェブショップに提供する業者もいるが、オランダ大手のBol.comは見つけ次第これを削除しているという。

RIVMのコロナウィルスに関するページ(英語)