新規9週間父親育児休暇に多数の申請
雇用者保険局(UWV)は、ここ10週間で新規育児休暇に約2万件の申請を受け取っていると発表した。新しい育児休暇(WBO)は、これまでの父親(あるいは同性パートナーの女性)のための特別産休(WIEG)を拡大したもので、給与の70%を受給しながら育児休暇が取れる仕組みだ。8月の始めから9週間の育児休暇というこの新法が実施されている。新しい法律は、父親だけでなくその両親(祖父母)にも適用される。ただし父親やその両親が有給雇用されている場合に限る。
給与の70%はUWVが負担する。育児休暇希望者は雇用者にその旨を伝え、雇用者がUWVに申請する仕組みである。
この育児休暇を得た従業員は9週間を続けて取る必要はない。例えば週に数日あるいは数時間というような取り方もできるが、少なくとも1週間は連続してとる必要がある。1週間取ったあとは、子供の誕生から1年のうちに残りの合計8週間を自由な時間で調整できる。法律では父親(あるいは同性パートナー女性)は出産後10日間の有給育児休暇が取れるが、このWBOは70%の給与で9週間追加が可能となるもの。
パートナー産休は男女の労働条件の平等化には大きな要素になることは確かである。産後に勤務時間を減らさないと答えた女性は64%、減らすという人は22%、そして仕事を辞めるという人も27%いる。