アルフェン、クレーン車が転倒し家屋直撃

3日月曜日午後、ライデン市に近いアルフェン・アアン・デン・ラインで、橋を工事中のクレーン車2台が倒れ、対岸にある家屋を押しつぶした。艀の上に設置されたクレーン車は、工事中の橋の一部分を持ち上げるところだった。クレーン車はゆっくりと倒れ、少なくとも4軒の住居と2軒の店舗を屋根から直撃した。家は完全に崩壊したが、幸い死者や負傷者は出ていない模様。倒壊した家の近隣にも被害が及ぶ可能性があるため、住民は近くの教会に設置された避難所に避難している。
クレーン車はゆっくりと倒れていったため、事故が起きたときの様子を見た住人は多い。店の中にいた店員たちも十分に避難する時間があったという。

工事中のユリアナ女王橋は、今年の4月から工事中であった。橋の一部がオランダ北部のフリースランドで製造され、アイセル湖経由でアルフェン・ファン・デン・ラインまで運ばれてきた。この橋の一部を設置しようと、艀の上のクレーンが稼働したとたんに、バランスを崩し転倒したもの。土木工事に強いはずのオランダで、なぜこのような初歩的な事故が起きたのか。現在、工事会社や関係者を取調べ中である。