2018年、何が変わるか? オランダの法律と税金

*オランダ語が不自由でも車の免許取得は通訳付きで可能だ。しかしこれまで通訳は家族や友人でよかったが、これが廃止され、法廷通訳者のみが同乗が許可される。

*これまで、結婚あるいは公的なパートナーシップ契約を結ぶ場合は、すべての資産と負債を共有することができた。しかし2018年からは、特別にこれを選ばない限り、資産と負債は別途となる。また遺産相続や贈与もそれぞれ個別に課税対象となる。

*2歳から参加できるプレーグループ(Peuterspeelzaal)は、今後法的に保育所として扱われる。またプレーグループに子供を参加させている場合には助成金が出る可能性がある。

*基幹産業における深刻なハッキングなどによる被害は、国家サイバーセキュリティセンターに報告することが義務付けられる。

*所得税はほぼ変わらないが、高額所得の税率が52%だったものが51.95%と若干下がる。銀行預金や投資残高に課せられる資産税は1.2%だったが、金利が限りなくゼロに近い現状、仮想利回りが見直される。付加価値税(BTW)は21%と6%(食品など)だが、この低率課税が2019年には一律9%に引き上げられる。その前に2018年には、歯磨き、サンスクリーンやニキビクリームといったドラッグストアで購入できる製品が6%から21%へと上昇する。