オランダの海岸、赤潮発生で遊泳禁止

日曜日午後、南オランダのハーグに近い海岸スヘーフェニンゲンとワッセナーでは、海岸線に沿って赤く輝く線状のものが浮かび、遊泳禁止となった。警察によればこの赤い浮遊物は藻の大量発生による赤潮。藻はすでに死んでおり、沿岸救助隊によれば「強烈な臭いが発生し、そばに近づくだけで気分が悪くなる。」。日曜日の夜にもこの赤潮は観測されたが、本日まだ遊泳禁止令が出されるかは不明。風の強さと方向によるという。

国立水管理局は昨夜赤い物質のサンプルをとり現在分析中で、分析結果は本日中にわかる。一方、国立海洋研究所によれば遊泳禁止令は大げさだという。「藻の色素が酸素と接触することで化学反応を起こし発光しているだけ。ときどき皮膚や気管に炎症をおこすこともあるが、それほど危険ではない。」
赤潮は、まずワッセナーの海岸で発見された。その後スヘーフェニンゲンとカットワイクでも観測されている。スヘーフェニンゲンやワッセナーはオランダでも人気のある海岸である。