オランダのビール輸出高史上最高に、世界2位
2014年のオランダのビール輸出高は16億ユーロと過去最高額を記録した。一昨年に比べ4%の増加である。
オランダはメキシコに次いで世界2位のビール輸出国。ハイネケン、アムステル、バヴァリアといった銘柄のビールは世界各地で飲まれている。輸出の3分の2は欧州以外の国向け。この中でも米国向けが群を抜いており、オランダからの輸出量の37%を占めている。米国向けの次に来るのがフランスとイギリス向け。オランダのビールの消費量が特に増えているのは、フランス、中国そして台湾である。
数年前まではオランダのビール輸出高は世界一であった。ところが2010年にメキシコに抜かれてしまう。メキシコからの米国向け輸出が大幅に伸びており、米国でのオランダビールのマーケットシェアが押され続けている。ビールの輸出でオランダに次ぐのがドイツとベルギーで、両国とも約11億ユーロを計上している。とくにベルギーはここ10年でビールの輸出が2倍へと増えている。