ベルギー、ブルージュでビールのパイプライン公式オープン!

ベルギーの観光地ブルージュの街中にあるビール醸造所「デ・ハルフ・マーン De Halve Maan(半月という意味)」の地下パイプラインが16日、公式開通した。この醸造所はブルージュの中心街にあり、大型車の乗り入れが難しくビールの瓶詰めに支障をきたしていた。このパイプライン開通で、醸造所から街の外にある工場までビールを地下輸送が可能となった。

パイプラインは地下34メートルに設置され、3.2キロ離れた工場まで続いている。醸造所で蛇口を開いてから工場に届くまで45分かかるという。パイプラインの開通で、大型トラックは必要なくなったが、輸送中で味は変わらないのかという懸念が残る。しかし、検査の結果、ビール内に含まれる微生物の変化もなく、味も全く変わらないことがわかった。
パイプライン建設の資金34万ユーロは2015年末に行われたクラウドファンディングで調達した。資金提供者は、死ぬまで1日1本ビールが支給されるという。

De Halvemaan