5月からウクライナのビールが店頭に

世界最大のビール醸造会社である「AB InBev」社(本社ベルギー)は、5月の初頭からウクライナのビールブランドである「チェルニグフスケ(Chernigvske)」をオランダでも販売すると発表した。バーなどの飲食店だけでなくスーパーマーケットでも購入できる。利益はすべてウクライナの難民救助に寄付される。

このブランドはウクライナ国内3ヶ所に醸造所があるが、戦争のため操業が停止している。このためビールは欧州の他国で製造するが、ウクライナ国内と全く同じ材料と醸造法だと、AB InBev社。ウクライナのビールを飲んでウクライナの難民を助けようというアイディアは、チェルニギフスケのマーケティング・ディレクターであるアナ・ルデンコさんが発案。彼女は現在ベルギーに避難している。

チェルニギフスケはウクライナで最も人気のあるビール。アルコール度4.8%のピルスナーである。先月にはすでに英国でも販売している。同社はロシアでもトルコの企業と共同で醸造をしている。Ab InBev社は、このトルコのパートナーを通じて、ロシアで最も有名なビール「Bud」(これも同社の製品)の販売を停止するよう要請している。

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