ハイネケン、遅ればせながらノン・アルコールビール市場参入

本日、ハイネケンビールは初のノンアルコールビール「ハイネケン0.0」を発表する。この開発にはなんと2年も費やしている。通常ノンアルコールビールは甘すぎたり渋みがなかったりと、本物のビールとは異なり、人気がなかった。この「ハイネケン0.0」は、研究を重ね本物のビールに近い味を醸造するのに成功したという。

ノンアルコールビールの開発は、将来的な市場の伸びを見通したもの。オランダではアルコールを摂取できる年齢が16歳から18歳に引き上げられたのと、酒帯び運転の取締まりが厳しくなったため、ノンアルコールビールの需要が拡大している。2010年から消費は倍増し、昨年には消費は18%増加している。

「ハイネケン0.0」は今月からオランダ市場に登場、4月から世界中で販売されることになる。アルコール摂取が禁止されているイスラム圏での販売にも乗り出すという。