ユーログループ議長デイセルブルム氏、本日の選挙で続投なるか
ギリシア問題で奔走してきたユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のデイセルブルム議長(オランダ財務相)は続投する意志を明らかにした。選挙は本日13日に実施される予定。対抗馬はスペインのデ・ギンドス経済相である。
デイセルブルム氏は1966年オランダの南部アイントホーフェンで生まれた。政治信念は社会民主主義でオランダの労働党に属する。現在オランダ財務相で、ユーログループの議長も兼任している。議員になる前には農業省の官僚であった。2000年に労働党党員となり2012年11月に財務相に任命される。そして2013年1月にほぼ無名であったデイセルブルム氏がユーログループの議長として着任する。しかし、船出はきびしく2013年のキプロス救済問題で批判を受けて立つことになる。しかしその後ギリシア負債問題に対する確固とした態度と発言で信頼を取り戻している。
今回の議長立候補に際し、デイセルブルム氏は「自分の任期の間にすべての政策目的は遂行している。さらにスペイン、ポルトガル、アイルランドの支援プログラムも成功しており、ユーロ圏における欧州銀行連合の設立の役割にも貢献してきた。」とアピールしている。