オランダの風車、資金不足で消滅の危機

オランダの風車が資金不足で消滅の危機に瀕している。古い風車の修理や修復にかかる経費が毎年500万ユーロほど不足している。オランダ・風車水車協会が190人の風車や水車のオーナーに対して、財政や運用状態に関して調査した結果である。この結果、風車管理者に資金集めのノウハウやアドバイザーそして500人ほどのボランティアが必要、という結論が導かれた。さらにオーナーは風車の内外で補助的な資金が集まるような工夫をすべきだとしている。たとえば、ショップを併設したり、結婚式用に風車をレンタルするなど、風車協会はアドバイスしている。

協会は関係者を集め風車消滅の危機を乗り切るための解決方法を探っている。「オランダの象徴とも言える風車がこのまま消えていくのを防がねばならない。」資金に関しては文化遺産の保護として一部政府の補助を仰ぐ意向である。オランダには約1200基の風車と水車が残っている。