今年の初ニシンは予定より遅く

オランダ名物初ニシン(Hollandse Nieuwe)は当初6月10日に初出荷が計画されていたが、18日まで延期される。初ニシンの出荷はオランダでは特別な日で、スヘーベニンゲン漁港で恒例のオークションが行われハーリングシーズンの幕開けとなる。

オランダのニシンは実はスカンジナビアで獲れたものである。今年はスカンジナビア付近のニシンの成長が遅くまだオランダの初ニシンとして出荷できない状態であるため、今回の延期となった。成長が遅い原因は今春の思わしくない気候のせいだという。太陽光が十分でなかったためニシンの餌となるプランクトンが成長しなかった。これから数日天候がよい方向に向かえば、来週から塩漬け初ニシンの準備ができるという。

オークションは6月17日。市場に「初ニシン」が出まわるのは6月18日である。