ヨーロッパの知られざる博物館トップ10にアムステルダムのバッグ美術館

英ガーディアン紙が選んだ「ヨーロッパの知られざる博物館ベスト10」に、アムステルダムのバッグ美術館(Tassenmuseum Hndrikje)が選ばれた。観光客は大きくて有名な博物館には出向くが、小さくてガイドブックにも載っていない博物館や美術館には足を運ばない。ガーディアン紙は観光客に知ってもらいたい小さくても素晴らしいミュージアムを選んでいる。
アムステルダムのヘーレン運河にあるヘンドリッキェ・バッグ美術館には16世紀から現代までの5000ものバッグのコレクションがある。世界では知られていないものの年間8万人がここを訪れている。バッグのコレクションでは世界でも最も権威ある博物館だという。さらにこの博物館のミュージアム・ショップも魅力的。おびただしい数のバッグを鑑賞したあと、自分もひとつ欲しくなるのが常であるが、ここではオランダのデザイナーや博物館オリジナルのバッグを購入できる。また17世紀に建てられた部屋でランチやハイティも楽しめる。

ガーディアン紙のリストに載っている小さくて個性的な隠れ家美術館は、プラハのカンパ博物館、アムステルダムのバッグ博物館、パリのザッキン美術館、マドリッドのカイクサ・フォーラム、リスボンのカサ・メデイロス・エ・アルメイダ、ブダペストのバサレリー美術館、ローマのチェントラーレ・モンテマルティニ、ウィーンのホフモビリエン・デポ、ワルシャワのカリカチュリ美術館そしてベルリンのデザイン・パノクティクムである。

ヘンドリッキェ・バッグ美術館