泣き虫の赤ちゃんには読み聞かせが効果的、オランダの研究結果

一般的に読み聞かせは赤ちゃんの脳にいいが、最新のオランダの研究で、特に感情の起伏が激しい泣き虫の赤ちゃんに効果があることがわかった。気まぐれで感情的な赤ちゃんは、食事の時やベッドに入れるときに泣き叫ぶ傾向がある。この結果、親子の関係にネガティブな感情が生まれる。「親は泣き叫ぶ子供に大げさに反応してあやすか、無視する傾向がある。」とライデン大学で研究発表したファン・デル・ベルグさん。読み聞かせをすることで、親子の相互作用が改善されるという。

ファン・デル・ベルグさんは調査のために、出産後3ヶ月の親に一冊の本と図書館利用券を入れた小さなカバンを配布した。7ヶ月後、子供に読み聞かせをした場合が読み聞かせをしなかった場合より効果が高いことが判明。22ヶ月後には明らかな違いが出てきた。さらに、気まぐれで泣き虫の赤ちゃんに読み聞かせを続けた場合には知能も発達するという結果が出ている。ただ読み聞かせを全くしない場合には、おとなしい赤ちゃんより知能の発達は遅れるという。