オランダ企業、ハンドルなしのセグウェイ開発

オランダのオックスボード社はセグウェイのコンセプトに似た移動装置を開発した。製品名オックスボードは長さ６０センチほどのスケートボードのような形状で、セグウェイのように稼働する。セグウェイと違うのは支柱とハンドルがないところ。スケートボードとの違いは、４つのジャイロセンサーで常時バランスを保ってくれるところで、利用者のバランス感覚は問わない。前傾すれば前に進み、後ろに傾けば後ろに進む。もちろんコーナーで曲がることも可能。一回の充電で約２０ｋｍ走ることができ、時速は１５ｋｍ。
オックスボード社によれば、この移動機器は「最後のダッシュ用」だという。例えば車で会社まで行くとするが、駐車できる場所がかなり離れたところにある。そこでおもむろにオックスボードをトランクから取り出し、会社まで時速１５キロで移動するといった使い方。列車で移動する人も駅から目的地までオックスボードを使えば楽。もちろん折りたたみ自転車という手段もあるが、組み立ては面倒だし時代遅れ、だと同社。

しかし、実際に試したNu.nlのレポーターによれば、重さ１１キロというのは列車移動では重すぎ。さらに１センチの段差でも運行が難しいという。なだらかなアスファルトの道では使いやすいらしい。５月２２日発売のこのオックスボード、価格は７９９ユーロ。

Oxboard