スーパーマーケットで売られる製品、塩分多すぎ

スーパーマーケットで売られる製品の多くがいまだに塩分多すぎだということが2年に1度行われる消費者連盟(consumentenbond)の試験でわかった。2007年から消費者連盟はスーパーの製品に含まれる塩分を調べ、多すぎるものには警告を出してきた。2007年にテストした90製品のうち、今回のテストでもいまだに40製品は塩分過剰のままであった。一部の製品では前回のテストより塩分が多いものもあった。Wagnerのピザは2013年に調べた時より10%も塩分が増え、Old Amsterdamのチーズはなんと2年前より15%も塩分が増加している。これに対しアルバート・ハインとALDIは自社マークの製品の塩分を下げるよう努力しており多くの製品で塩分が控えられている。

通常時1日に1グラムの塩で十分で6グラム以上は健康上よくないとされているが、平均的なオランダ人は市販のパンとハム類だけで1日9グラムも塩を摂取している。塩分の過剰摂取は高血圧症、心臓や血管疾患を誘発する。消費者連盟は心臓病協会、腎臓病協会、高血圧症協会と共同で、健康省スキッパース大臣に対し食品への塩分注入を減らす指導をするよう要請している。健康省は食品の塩、油、カロリーを減らすよう食品業界、飲食店、スーパーマーケットに指導しているという。2020年までに通常の大人が摂取する塩分は最大で6グラムにするのが健康省の目標である。