ユトレヒト大学病院の画期的な肝がん治療法、EUで認定

オランダのユトレヒト大学メディカルセンター（UMC )が開発した新しい肝臓がん治療法が欧州認定（CE）を取得した。この革新的な治療法は放射性ホルミウム微小球を使用し肝腫瘍を攻撃する。まず放射性ビーズを冠動脈へ注入する。それが血流に加わり肝臓腫瘍の周囲に位置する最も小さい血管に捕獲される。

この治療法開発には約１５年の年月を要したという。治療法はユトレヒト大学メディカルセンターのスピンオフ企業であるキアレム・メディカルが販促しているが、同社の創始者であるナイセン博士によれば「放射線ホルミウム微小球を利用した治療法はこれまでにない画期的なものなの」と発表している。欧州認定を受けたため多くの肝臓がん患者がこの治療を受けられることになる。

European Pharmaceutical Review