オランダでの家屋火災、大麻栽培原因が多数

オランダで発生する火災の70%以上が室内での大麻栽培が原因である。サルベージ協会(火災保険会社と火災に寄る被害者の援助を行う団体)の調査と分析による結果を保険会社連合が発表した。連合はこの結果に驚きを隠せない。「素人が使っていない寝室や屋根裏で電気を使って大麻を栽培し火災を起こすのだが、火はすごい勢いで家中そして隣家にも広がる。栽培用の電光装置の設置がずさんなことが原因。」

大麻火災は通常の火災より被害が大きい。近隣の家に飛び火する事が多いからだ。サルベージ協会は保険会社連合の依頼で2012年から2014年の火災原因を調査し分析した。2012年には大麻栽培が原因の火災は82件、2013年および2014年には両年とも73件だった。さらに、火災は平均より規模が大きいものが多いという。また家屋だけでなく、不況のため空いている事務所や工場などでも大麻栽培が行われている、と同連合。