オランダ州選挙(上院選挙)の結果、与党VVD党第一党にとどまる
昨日行われた州議会選挙(上院選挙)の結果、与党の自由民主党(VVD)が議席を失ったものの13議席(2011年には16議席)で第一党となった。第二党は大きく議席を伸ばしたキリスト教民主党で12議席。次が2011年には5議席だった民主66党(D66党)が10議席へと倍増した。極右のPVV党は9議席、そして自由民主党と連立している労働党(PvdA)は大きく後退し8議席を獲得するという結果となった。
与党のVVD党と労働党は、D66党およびキリスト教連盟の支持を受けたとしても過半数である38議席には満たない。この結果がルッテ第二内閣に大きな揺れとなる可能性がある。
都市別で顕著なのは、極右ウィルダース氏のPVV党がロッテルダムで第一党となったのと、これまで労働党が支配的であったアムステルダムで労働党が半分も議席を失い民主66党がトップとなったことが挙げられる。民主66党(D66党)は社会改革をめざす中道リベラルだが労働党とは対立している。 支持者は都市部集中しており、一般に学歴が高く収入が平均より高い。