外国企業によるオランダへの投資額史上最大に

2014年の外国企業によるオランダへの投資総額は320億ユーロ(約4兆円)に上ったことがオランダ経済省の企業誘致局(NFIA)の発表でわかった。一昨年2013年は170億ユーロであった。昨年度は本社および生産工場そしてデータセンターなど合計187件の新プロジェクトが誘致され6304人の雇用を生み出した。
経済省のカンプ大臣によれば「教育レベルの高い人材、世界でもトップレベルのデジタル・インフラそして経済環境のよさが外国企業を寄せ付けてきた。」

州別の雇用者数では北オランダ州が最も多く、2284人の雇用、2番めが北ブラバント週で1624人、続いてリンブルグ週の793人となっている。

昨年度の目立った投資では、ブッキングサイトであるエクスペディア社のサービスセンターがアムステルダムに設立され120名の人材を雇用したこと、そしてストリーミング配信のネットフリックス社の欧州本部がオランダに設立されたことがある。さらにグーグル社はフローニンゲンのエームスハーフェンに巨大データセンターを建設中、またカナダのノースランド・パワーが16億ユーロを投資しジェミニ風力発電パークを建設している。
オランダへの投資のほとんどが米国からのもので昨年では合計65プロジェクト、2300人の雇用を記録した。次に大きかったのが中国で28のプロジェクトと500人の雇用。続いて韓国とインドがオランダへの投資に力を入れている。

オランダ経済省ニュースリリース