銃を持った男、オランダ国営放送に侵入しニュース番組放送停止

昨夜29日オランダの国営放送NOSの夜8時のニュースが開始される直前に、銃を構えた男がスタジオに侵入し自分にテレビ放送をさせろと脅した。このためニュース番組は「事情により現在放送されていません。」の画面に変わり視聴者は技術的な問題だとチャンネルを変えた。ところが実際には大捕り物が起きていた。
NOSのスタジオがあるヒルバーサムのメディアパークでは、スタッフたちは建物から避難、警察が駆けつけた。

銃を持った男はきちんとしたスーツを着用し長いピストルを構えていた。その後数名の武装警官がスタジオに入りこの男を取り押さえた。
その後警察の調べで男はハーグ付近のパイナッカーに住む19歳のデルフト工科大学の学生であることが判明。またピストルも偽物であることがわかった。

メディアパークのセキュリティはかなり緩く、入り口で男がガードマンに銃をつきつけたところそのままスタジオまで問題なくたどり着けたという。この男によれば、98人のハッカーがサイバーアタックを計画しておりオランダ全土に放射性物質を含む爆弾を仕掛けた。警察は現在男を取調べ中だが、事実は確認されていない。

以下のリンクに状況が録画されている。(最後の1分が警察による逮捕状況)

侵入と逮捕の様子(YouTube)