ウィルダース氏、首相候補を再度探すことに
極右PVV党ほか3党の右派連立政権は政策合意に至ったが、首相がまだ決まらない。最多議席を有するPVV党の党首であるウィルダース氏は経験不足から首相にはならないが、首相探しは行わねばならない。有力候補であった労働党出身のロナルド・プラステルク氏は、昨日財務上の犯罪と研究結果の偽造の疑いがかけられ候補を辞退した。科学者で政治家であるプラステルク氏は、自社の財務報告書を過小評価して提出したり、がん治療法に関する特許の単独権利を誤って主張するなどの疑いがある。
ウィルダース氏は広範囲にわたる首相候補者のリストを所有しておらず、これから再度首相探しに入るには問題が山積みだという。
明日国会で4党(BBB,PVV,NSC,VVD)の政策合意に関し討議される。その後4党合意を実現化したファン・ズヴォル氏(Formateurと呼ばれる)が、首相と組閣の準備にとりかかり暫定合意政策を練り上げることになる。これには4−5週間かかると見られる。