カクテル流行で、蘭ボルス社アムス株式市場上場

ボルス、ボクマ、ピサング・アンボン、クーベルグのブランドの蒸留酒で知られるルーカス・ボルス社はアムステルダムの証券取引所で上場する。
ボルス社は1575年にアムステルダムで設立された世界で最も古い醸造会社でジンのようなアルコール度の高いジュネバ酒で知られている。当時ボルス社はクミン、カルダモン、オレンジといったスパイスを使い醸造を行っていた。創立者の孫であるルーカス・ボルスによって同社は17世紀半ばに世界中に製品を輸出し売上を伸ばした。そして巨大な富を蓄積したボルスは、東インド会社(VOC)の大株主となる。
その後蒸留酒の市場縮小で衰退を続けていたが、21世紀に入ってから欧米で大流行し始めた「カクテル文化」のおかげで売上を急激に拡大する。2008年にアメリカ市場で紹介したジュネバ酒ベースのカクテルのレシピは1820年に遡るという。

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