ユーロ、対ドルで9年ぶりの最安値
月曜日ユーロは対ドルで2006年以来最安値の1ユーロ1.1864ドルを記録した。米国の経済回復と金利上昇の予想でドル買いが進んだと同時に、欧州中央銀行(ECB)の追加緩和観測やギリシャ政局をめぐる先行き不透明感がユーロ安を推し進めた。
さらにドイツがギリシアのユーロ離脱を容認するという噂もこのユーロ安を進める一因となっている。
ユーロ・円相場は一時1ユーロ=143円16銭と、昨年11月以来のユーロ安値を付けた後、143円台後半で取引されている。
欧州中央銀行のドラギ総裁は、あまりにも長期にわたる低インフレ局面に対応する必要に備え総力を注入していると発表。ユーロ圏のデフレリスクは無視されるべきでないとしている。