オランダ当局、フェイスブックのプライバシー規約に「待った」
ソーシャルメディアやグーグルを利用していると、自分の入力したデータが使われていることが瞭然である広告が出てくるが、これに不安を抱く人は少なくないはず。ソーシャルメディアのトップを驀進するフェイスブック(FB)は2015年1月から、ユーザーのプロフィールのデータや画像を傘下のワッツアップ(WhatsApp)やインスタグラム(Instagram)などに送り広告のデータとして使用すると発表した。さらにワッツアップやインスタグラムもそのユーザーのデータをフェイスブックに送り、今度はFBがユーザーの気に入るであろう広告を掲載するという仕組みになる。さらにFBはユーザーの閲覧するウェブサイトの足跡やアプリ経由でスマートフォーンに保存されているコンタクト先を取り込むという。
これに対しオランダの個人情報侵害監視機関であるCBPは、導入に関する調査を開始するとともに導入を延長するようFBに要請した。この調査には数ヶ月かかると見られている。CBPはさらにグーグルに対しオランダの個人情報保護規制に反するとして1500万ユーロの罰金を課すと発表している。いずれにせよ、個人情報が拡散することに不安を抱く人は、FBのプライバシー規約にはまだ同意しないほうがいい。
これに対しオランダの個人情報侵害監視機関であるCBPは、導入に関する調査を開始するとともに導入を延長するようFBに要請した。この調査には数ヶ月かかると見られている。CBPはさらにグーグルに対しオランダの個人情報保護規制に反するとして1500万ユーロの罰金を課すと発表している。いずれにせよ、個人情報が拡散することに不安を抱く人は、FBのプライバシー規約にはまだ同意しないほうがいい。