フィリップス4000人削減、欠陥製品のリコールが痛手に
オランダに本社を置く医療機器とヘルスケア製品を製造する電気機器関連大手フィリップス社は、業績悪化のため世界で4000人を削減する。このうちオランダ国内では400人が解雇となる。
第3四半期の業績発表でこのリストラが発表された。同社は5期連続で利益が下がっており、このまま続くと次期も同様な結果を生むということで、コスト削減を決定した。フィリップスで働く人は全世界で7万9千人。このうち4000人を解雇する。オランダでは11,000人が、アムステルダム本社、ベスト、ドラフテン、そしてアイントホーフェンの工場で働いているが、このうち400人を解雇することに決定した。
フィリップスは第3四半期には13億ユーロの損失を計上している。損失は同社が製造している睡眠時無呼吸装置の大規模なリコール、供給の問題、経済状況の悪化に起因している。この睡眠時無呼吸装置の欠陥で、これを製造するビジネスユニットは米国当局と13億ユーロで和解している。