オランダでの病院入院日数、欧州でもかなり少なく

オランダでは日帰りで出産したりガンの手術後も簡単な場合には1日で退院するなど、日本と比べると病院での入院日数は驚くほど少ない。本日OECDとオランダの中央統計局CBSが発表した2012年の統計結果によれば、オランダでの入院日数平均は他の欧州諸国に比較しても少ないことがわかった。

出産で入院するのは手術をしたり問題がある場合のみで、この場合の平均入院日数は1.9日となっている。欧州でこれより短期間なのはイギリスのみ。最も長いスロバキアでは出産後平均5.1日間入院している。欧州全体平均では3.6日となっている。心臓発作の場合でもオランダは平均5.6日と平均の7.1日より少ない。ドイツでは一番長く10.3日入院する。

欧州では2000年から2012年にかけて平均入院日数が下がっている。これは病院の効率化とコスト削減が背景にあるという。オランダでは病院での入院を最小限にし、在宅での治療に重点を起き医療費削減を図っている。

CBS統計