オランダ有権者の過半数、「移民融合政策は失敗」
オランダの世論調査機関であるマウリス・デ・ホンド社の調査によれば、有権者の56%はオランダにおける移民融合政策は「完全に失敗している。」と考えていることがわかった。とくに極右政党PVV党支持者の95%そして中道右派のVVD党(現政権)の支持者の71%は失敗だとしている。これに対し中道のD66党支持者はこれが27%、労働党支持者は35%となっている。移民とはこれまでのモロッコやトルコからの移民だけでなく、EU内の東欧諸国からの労働者もさす。PVV党は反イスラムを掲げており、とくにモロッコ人に対する批判が強い。
さらに82%の人は過去数十年間の移民融合政策の失敗は労働党の責任であると考えている。
政党支持率の世論調査では現在のところ極右PVV党がトップで150議席のうち28議席、次がVVD党の21議席となっている。