ベルギー、省エネでクリスマス用ライトアップなど点灯制限

ベルギー政府はクリスマス前後の最も暗い時期に17時から20時までクリスマス用のライトを消すよう命じる計画である。エネルギー節約の一貫で、多くの市町村では通常であれば夕方からデコレーションを点灯させるが今年は罰金を課せられる可能性もある。クリスマス用街頭ライトアップのようなエネルギー消費量の高いもの点灯は、冬の間の午後と夜は制限されることになる。

さらにネオンサイン、ショーウィンドーの中にあるクリスマスデコレーションなど「機能的ではない」照明は消灯しなければならなくなる。ただクリスマスツリーの点灯の可否はまだ明らかにされていない。

ベルギーでは原子力発電所が閉鎖中のため今後エネルギー不足が想定されており、1日のうち2−3時間は電力の供給がなくなる恐れがある。ベルギー国境付近のオランダの家庭でもこの影響を受ける可能性がある。ベルギー政府は今月から省エネを国民に呼びかけており、特に17時から20時のピーク時でのエネルギー消費を抑えるように指導している。