4万キロのいんげん豆を無料で配布 

(記事内容が変更になりました。最後に追記してあります。)

明日土曜日の11時から15時の間に、北ホランド州ヘンスブルック(Hensbroek)にあるカウパーさんのインゲン畑に行けば、好きなだけインゲンを収穫できる。「De Fuik in Hensbroek」に向かえばそこが畑である。

約4万キロになるというインゲン豆はほぼ完璧な状態で収穫を待っているのだが、工場は購入を拒んでいる。今年の春は雨が多く、この無農薬の畑で栽培しているインゲンの15−20%にカビが生えるという事態が発生した。工場はカビの発生率が9%を超えるものは購入できないという規定があるらしい。

このオーガニック農場で栽培されているインゲンは、健康に育っていて食するのにも問題ない。カウパーさんは、この4万キロのインゲンを直売するルートを持っていないし、人を雇って収穫するにもコストがかかりすぎる。解決法は2通り。収穫しないか、欲しい人に来てもらって好きなだけ持って行ってもらう。そこで選んだのが後者となった。収穫しないで腐らせるという解決法は、農業従事者にとっては考えられない選択だった。

生産量が多すぎたり価格が低すぎたりで、流通に回せず廃棄処理となる農産物が多い。これを防ぐために消費者に直接収穫してもらうという方法は、フードロスという観点からも好ましい。

Iオランダでの食品廃棄は年間20億キロと大量である。このうち35%は消費者が捨てるものだが、20%は農家が販売前に廃棄しているものだ。スーパーマーケットが、形が悪いなどの理由で廃棄を余儀なくされているものもある。ただ、最近では形が悪くても販売するような傾向にはあるという。

【追記】この記事(RTL Nieuws)が出たあと、1000−2000人の人が、いんげん豆の収穫の手伝いを申し出たそうです。2000人もの人がこの小さな村にやってきたら大混乱になるとカウパーさんが恐れていたとき、すべてを収穫し買い取ると申し出てきた業者がありました。したがって、この無料収穫はキャンセルとなりました。