3月20日「国際幸福デー」、オランダ人「88%が幸福を感じる」

3月20日は国連が定めた「国際幸福デー」。人類の持続可能な発展、貧困撲滅、幸福の追求のためには、より公平でバランスの取れた成長が必要だと、国民総幸福量(GNH)を国民総生産(GNP)よりも重要とするブータンの提唱により実現された。

オランダの中央統計局(CBS)が20日に発表した統計によれば、オランダ人の成人88%が幸せ(10段階で7以上)だと感じている。この統計は2013年から毎年集計されているが、ほぼ数字は安定している。
幸福度に最も影響を与えている要因は健康である。健康状態が高ければ高いほど幸福度も高い。さらに、パートナーとの関係も大きな要因だ。パートナーのいる人は92%がとても幸せだと答えているのに対し、シングルでは79%という結果が出ている。しかしながらシングルでも不幸だと感じている人は、パートナーがいて不幸だと感じている人よりはるかに少ない。収入も幸福度に影響するものの、CBSの分析によれば「健康」と「パートナー」ほど大きな要因ではないらしい。

地域別では北部フリースラント地方に住む人の幸福度は高く(90.9%)、これに対し南オランダ地方の住民は84.6%と全国平均より若干下回る。その中でもハーグの住民は幸福だと感じている人が72.5%と低いという結果が出た。

CBSの幸福度調査