オランダで住民の幸福感が高い町は?

オランダ人の87%は自分の住む町や村で満足している。その中でもヘルダーランド州にあるエーデ(Ede)の住民の満足度はトップ(89%)、続いてアルフェン・アアン・デン・ラインとアムステルフェーンが続く。エーデは失業率が低く健康な人が多い。住宅環境も比較的静かでゆったりとしているという。「市町村アトラス」が50の市町村を対象に行なった調査では、満足度が一番低かったのはロッテルダム(82%)の住民となった。ただ、この調査はロッテルダムのサッカーチーム「フェイエノールト」が優勝する前のもので、この後だったら結果はずいぶん違っていたにちがいない。

また調査によれば、金持ち、高学歴、クリスチャン、35歳以下、そして結婚していて子供が巣立った65歳以上の人、そして周囲にイスラム教徒の住民が少ない人の幸福感は高い。ただ所得はあまり幸福感に関係ないという結果も出ている。ボランティア活動も含め仕事をしていることや、健康であることが大きな要因となっているようだ。

オランダ人は、世界でも幸福な国のひとつだ。2016年の調査「World Happiness Report」では、デンマーク、ノルウェー、アイスランド、スイス、フィンランドに次いで6位。このあとにカナダ、ニュージーランド、オーストラリア、スエーデンが続いている。

市町村アトラス