サッカー、世界初のビデオ審判でレッドカード

21日行われたサッカーのアヤックス対ウィレムIIで、世界初のビデオ審判が採用された。ビデオ審判は人間の審判が見逃したり間違えた判定を下すのを修正する。この試合で、ウィレムIIのアノウアー・カリにレッドカードが渡された。当初の審判による判定ではイエローカードだったのが、ビデオ審判の助言でこれがレッドカードに変わったのである。
59分目で、カリ選手はアヤックスのショーン選手に反則行為をおこなったが、審判のマッケリーはイエローカードとの判断を下した。しかしスタジアムの外に設置されたバスの中でビデオ審判を行っているファン・ベーケル審判はマッケリーに対しレッドカードだという助言を送った。

オランダでは9月21日から正式にこのビデオによる審判システムを取り入れたが、この試合が初めての採用である。22日木曜日のフェイエノールト対FCオスの試合にもこのビデオ判定が使われる。今度は、ファン・ベーケル審判員がフィールドに立ち、マッケリー審判員がバスに乗るという。