オランダ、自転車走行中の携帯使用も禁止に

オランダでは携帯電話でゲームやソーシャルメディアやメールをしながら器用に自転車を飛ばす人が多い。ただし事故も多く、12歳から34歳の若者では自転車走行中に起きる事故の20%は携帯使用に関係している。政府はこれまで自転車走行中の携帯の使用をなくすよう、学校での指導や報奨金などで若者に啓蒙活動をおこなってきた。しかし事故は一向に減る傾向はなく、法制化に踏み出すことになった。罰則や罰金などの詳細は今後の調査結果によるという。

中央統計局(CBS)によれば、自転車事故は2007年より増加傾向で、2015年に自転車事故で亡くなった人は185名。この数字は数年間変わっていない。犠牲者の40%は75歳以上の高齢者である。しかしながら重傷を負う人は増えており2015年には20,300人と2014年より600人も増加している。