ブラックサタデー、欧州の道路は渋滞地獄に

来週の土曜日は、ヨーロッパ全土が夏休みに入るブラックサタデーで、道路の大渋滞が予想されている。今週の週末もすでに渋滞が始まりそうだ。オランダ自動車協会ANWBは、「夜中に出発すればいいと考えている人が多いが、それは逆に渋滞にはまる。」と警告している。

ブラックサタデー(フランス語でSamedi Noir)は、フランス人とくにパリ住民が一斉にバカンスに出かける日で、南に向かう道路が大渋滞することで名付けられた。今年は8月5日がこのブラックサタデーに当たる。これを避けるために今週末に南に向かおうとする人も多いため、渋滞は避けられない。オランダでは建設業者が一斉に夏休みに入る週末だ。

昨年の夏はヨーロッパ多くの飛行場で荷物のトラブルがあったため、空路を避けて車で移動する人が多かったため、ブラックサタデーの日とその次の週は900kmの渋滞となった。今年もこれはたいして変わらないとみられている。

ANWBは今週末に出発する人に対し、夜中や夜明けに出ないようアドバイスしている。この時間帯は多くの人が一斉に出発するため逆に混雑に巻き込まれるという。朝食後にゆっくり出たほうがいい。そして、長時間運転での疲労を避けるため、所々で休憩するのが大事だとANWB。