薬局、薬剤不足に悲鳴
薬剤師協会であるKNMPは、今年の薬剤不足は史上最悪になりそうだと警告を鳴らしている。昨年は1514種類の薬剤が不足していたが、今年は半年ですでに1179種類が不足している状態だ。さらに病院での器具不足も深刻で、カテーテルやプロテーゼが大幅に不足している。
KNMPによれば、心臓病、痛風、感染などの患者は薬が薬局ですぐに入手できなくなっている。
薬剤不足は、生産、流通そして品質の問題が絡んでいる。「薬品不足はオランダだけでなく世界中で問題化している。ただオランダ国内のみで不足しているという薬品も増えている。」原因はまだ明らかではないのだが、早急な解決が必要だとKNMP。
薬剤に限らず医療補助器具の不足も深刻で、器具がないため手術ができないという場合もある。
本日月曜日、医療介護ネットワークがロッテルダムのエラスムス大学病院で流通会社や関係企業を集めて会議を開く。これにより、薬品や医療器具不足の全容が明らかにされ、解決に導く方法が討議される。