ミュージアム広場の巨大文字看板「IAmsterdam」撤去決定

アムステルダムのミュージアム広場にある巨大な文字「I-Amsterdam」が撤去される。緑の党(GroenLinks)の提案に市議会の過半数が賛同し、これが8日決定した。

緑の党はアムステルダムでは最大の党である。ヘルセマ市長も緑の党の党員。大観光地化としたアムステルダムを住民の手に戻そうという計画のもと、マスツーリズムのシンボルであるこの巨大文字を取り除こうと、同党が議会に持ちかけた。

提案はアムステルダム内の各党や企業、住民などを巻き込み討論が重ねられてきた。争点は「過剰なツーリズム」が中心となった。ツーリストは市にどんな影響を与えるのか?経済の活性化よりも住民の生活を守るほうが重要だという緑の党の主張は、キリスト教民主党やキリスト教連盟などから支持された。
ただ巨大文字「I-Amsterdam」は完全に消え去るわけでなく、ミュージアム広場からは撤去されるが他の場所に移るという可能性もあるという。