世界初、使用済みトイレットペーパーで自転車道路敷設

オランダの北部フリースラント州のレーウワルデンとスティレンス間で、使用済みのトイレットペーパーを使った自転車道路が完成した。「廃棄物(Afval)からアスファルト(Asfalt)」は、フリースランドの企業数社と州の公共事業部門が共同で進めてきた世界初のプロジェクトである。
オランダでは年間18万トンのトイレットペーパーが水に流されている。資源は再利用すべきというモットーで始まったのがこの事業。排水から使用済みのトイレットペーパーの紙繊維(セルロース)を抽出し、これをアスファルトに利用する。

「廃棄物からアスファルト(VANA)」プロジェクトは、オランダの水、道路、土木分野で今後積極的に展開しそうだ。資源の再利用を促進するだけでなく、エネルギー、資材のコスト節約が期待できる。