オランダ、「残忍ないじめは刑罰の対象に」?

昨日放映されたオランダのテレビ番組「EenVandaag」の行った世論調査によれば、オランダ人の過半数は青少年の間での過剰ないじめは法律で罰するべきだと考えていることがわかった。調査に参加した26000人のうち71%の人はひどいいじめに対しては何らかの罰を与えるべきだと答えている。63%は12歳から18歳の未成年者でも過激ないじめの実行者に関してはこれを警察に通報し、刑罰の記録に残すべきだという意見。
さらに56%は、いじめの加害者がいじめを続けた場合にはその両親に罰金を課すべきだという意見に賛成している。
同テレビ番組は1400人の青少年にも調査を行ったが、いじめを刑罰の対象にすべきだと答えたのは44%と大人よりも少ない。この背景には陰湿ないじめと単なるからかいの差がはっきりしないことにあると、同番組は分析している。

また、木曜日には社会省のアッシャー大臣(労働党)は企業内でのいじめ問題にも何らかの対処をすべきだと発表した。労働党のケルステン議員の調査によれば企業内でのいじめも増加しており、いじめによるストレスを抱え精神的な病を患う人も多い。