ダンスイベントでの死亡事故で国会でドラッグ使用問題化

先週開催されたアムステルダム・ダンス・イベントで3人がエクスタシーピルと呼ばれるドラッグで死亡した事件を受け、国会でドラッグ使用に関し討論が行われた。
クラブイベントでのドラッグ使用に厳しい規制を導入するのは現実的ではないという意見と、入場者に対しドラッグを使用しているかいないかのテストを行うべきという意見が対立している。またドラッグの種類や強さそして個人での耐性も異なることで具体的な対策が法定化されるのは難しい。

リベラルのD66党のベルグカンプ氏はダンスイベントではドラッグ使用者は多いため規制化は現実的ではないとし、健康への害などを広く知らしめすほうがが重要だと述べている。1990年代にはパーティ会場には自分が持ち込んだドラッグ類が健康に害があるものかどうかをテストできる仕組みがあったとベルグカンプ氏は語り、このシステムを導入することを提唱している。これに対し自由民主党VVDは、ダンスイベントなどでのドラッグに寛容を示すのはハードドラッグを含めてドラッグの使用を認めることになりかねないと反対している。

世界各国から35万人が参加した今回のダンスイベントで41歳の女性、33歳と21歳の男性が亡くなっている。