「イスラム国はオランダにも脅威」ルッテ首相の国連での演説

オランダのルッテ首相は水曜日国連安全保障理事会にて、イスラム国の脅威はオランダの安全にも大きな影響を与えるとし、国連加盟国による過激派への制裁の重要性を強調した。「オランダ政府は水曜日の国会にて、F16戦闘機と380人の兵士をアラブ諸国に送ることを決定した。」と安全保障理事会にて発表した。
今回の国連安保理事会の主導者である米国のオバマ大統領は、中東の過激派「イスラム国」の打倒に向けた国際的な有志連合に加わるよう各国に求めた。「決議のみでは十分ではない。実際に行動せねばならないが成功を信じている。すべての加盟国はイスラム過激派を戦闘に送ることや過激派への資金供与に対し刑罰を課すべき。さらに国境の警備、渡航履歴の追跡を徹底すべきである。」と強硬な態度示し、各国が米国に追従するよう要請した。

オランダはシリアでは外交的、人道的援助のみにとどまるが、イラクにはイラク政府からの要請により軍隊を送ることを決定している。オランダ軍はイラクに最低でも12ヶ月間駐屯する。

一方オランダのイスラム国打倒への参戦はオランダにとって大きなリスクである。アッシャー副大臣は、戦闘員のみならずオランダ国内においても危険にさらされる可能性があると警鐘を発している。

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