エアフランスのパイロット、トランスアビア航空プロジェクト計画の撤廃要求

仏エアフランスのパイロットは、エアフランス−KLM(共同運営会社)に対しKLMの系列会社であるトランサビア社が計画している格安航空会社プロジェクトを完全に放棄するよう要求している。ストライキを行っているエアフランスのパイロットは、当初は計画を今年末まで実行しないということで合意していたが、月曜日午後にはこの計画の完全撤廃を要求した。パイロットの労組はフランス政府に対しこの計画を中止させるよう圧力をかけている。

一方KLMの子会社であるトランサビア社は、ライアンエアやイージージェットのような格安航空会社に対抗する格安航空会社化計画を発表している。このためにフランス国内や欧州便でのエアフランス便が影響を受け雇用が危うくなるとして、エアフランスのパイロットはこの計画に反対、ストライキを行っている。

エアフランスのパイロットのストは9月15日から22日までが計画されていたが、最低でもあと4日間は延長される可能性。このストによる営業損失は1日に2000万ユーロと見積もられている。

トランサビア航空(Transavia)