オランダの水門とポンプ場の半数が安全基準を満たさず
水面下に位置するオランダの水管理に不可欠な水門とポンプ場だが、施設全体で安全基準を満たさないものが2011年に比較し倍増した。現状約45%の水門とポンプ場が安全基準を満たしていない。
これは環境アセスメント計画局(PBL)が水曜日夜に発表した2014年のインフラモニター報告に書かれている。この報告書は水門、高潮制御装置などの水管理施設について調査したもので、昨年度2013年は799の施設が不備、安全でないと見なされた。さらに堤防や砂丘そしてダムといったいわゆる主要水管理施設のうち基準を満たさないものが、2001年の15%(合計549km)から2013年には35%(1302km)へと増加した。
PBLによればここ数年間政府の支出削減の結果、水管理への予算が大幅に削られている。これは非常に憂慮すべき問題で、本来なら安全基準を満たさない施設はゼロになるべきだとPBLは述べている。この調査の結果、水管理施設の大幅な改善が行われる予定で、2017年と2023年の間にすべての堤防、ダム、水門などが再度テストされることになる。