銅線盗難でスキポール空港への列車運行停止
銅線盗難でスキポールとアムステルダム2駅を結ぶ線路が金曜日朝運行停止となっている。夜中に盗まれたものだが、復旧作業は続けられており朝10時ごろまでには4線のうち2線路は使用可能となる見込み。ただ完全復旧までにはまだ時間がかかりそうである。列車が実際に運行を開始できるのは14時過ぎとなりそうである。
現在不通となっているのは、アムステルダム南駅とスキポール空港を結ぶ線とアムステルダム・レリーラーン駅と空港間の線である。オランダ国鉄NSは同区間に臨時バスを運行している。
銅線はアムステルダム・スキポール空港間のみならずライデン・スキポール間、ヒルバーサム・アムステルダム南駅間でも盗まれているので、これらの区間でも列車ダイヤは乱れている。
今回の列車運行停止は、銅線が盗まれた際に電線に接触して火災が発生し数十のメーターが止まってしまったことが原因となっている。この週末も復旧作業は残る模様で、アムステルダム・スキポール空港間の列車を利用する人は注意が必要。
2013年には鉄道から銅線が盗まれるという事件が多発していたが、2014年に入りオランダ国鉄、警察、関連団体、そして検察などの協力により発生件数は大分少なくなっている。ここ数年、銅の価格が急上昇しておりこのために銅線盗難が多発した。しかし、銅を売る際には身分証明書などを見せるという法律ができたため、泥棒の件数は減ってきていた。