オランダ、ウクライナや中東の戦争でNATO参加の重要性支持高まる

世論調査会社TNS NIPOの調査によれば、オランダ国民はNATO(北大西洋条約機構)に加盟していることが以前に増して重要であると感じている。昨年末に行われた同じ調査では56%がNATOの加盟国であることは重要であると答えていたが、今年の夏の前後に起きているウクライナや中東での政情不安や戦争で、NATO擁護者は増大し76%がその重要性を支持している。

NATOの非公式同意では、すべての加盟国はGNPの2%を防衛費に費やすよう努めるとされている。オランダがこれに従うなら毎年50億ユーロの防衛費を予算計上することになりこれはかなりの増額である。調査に答えた人の43%はある程度の防衛費増額は許せると答えているが、44%は反対している。

さらに調査ではオランダの防衛政策に関しても評価を問いている。防衛政策の評価得点は6.6と昨年と変わらず。さらに外務省の評価も6.6と同様である。

北大西洋条約機構