末期患者の4分の1は入院不要か
余命3ヶ月以下の末期患者の4分の1は入院は不要だという調査結果が発表された。アムステルダム自由大学のメディカルセンターの研究員の調査結果である。
オランダでは医療費削減目的で、手術後でも半日から1週間程度の入院のみでその後は在宅での療養が普通。日本のように長期入院というのはほとんどない。ところが長期に渡る疾病によって亡くなる人の約半数は、死亡時の直前に病院に入院する。胸の圧迫感、吐き気、そして痛みが入院の理由である。これらの患者のうち3分の1は病院で投薬や点滴を受けたあと病院で亡くなる。このような治療はホームドクターでも可能であり入院の必要性はないと、大学病院の研究員は結論づけている。ホームドクターによる治療コストは病院での治療よりはるかに低い。