オランダの「グルーポン」、ビジネスモデル変更

オランダの「グルーポン」社は、これまでのような日替りの割引製品やサービスの主にメールによる販売から脱却し、大規模なマーケットプレースを提供するサイトへと変わる。消費者はメールでの通知を待つのではなく、実際にグルーポンのページに行き「おもしろいもの」「安いもの」を発見するというコンセプトが採用される。
このため、在庫製品やサービスを拡大し、カテゴリーも充実させるという。

グルーポンへの参加企業を増やすために同社は営業活動を強化する。4年半前にオープンしたオランダのグルーポン・サイトには現在13000社が加盟しているが、小規模な小売業などが中心である。今後は強力なブランドをもつ大企業にも積極的にアプローチする。しかしこれまでのコンセプトである「大幅な割引」戦略は当面は続け、新コンセプトと両立さえるという。例えば、エクスペディアといった旅行サイトとも協力しホテル割引も提供する。
グルーポンのこの4半期の業績は優れず、投資家からの圧力でこのような改革に踏み切ったという。